空手の間合いの取り方
空手では自分の間合いを知ることが大切です。
これは刻み突き、逆突きのどちらの場合でも、覚えておく必要があります。
どのくらいの距離だと相手に届くのかということを知っておいて、その間合いを頭に入れて勝負することが重要になります。
分かっているつもりでも、本当の意味を理解しているという人は少ないかもしれません。
例えば、遠い間合いから無理に突きに行こうとすれば、移動する距離が長くなるので、逆に相手のカウンターを受けるリスクも高くなります。
突く時には、自分の間合いから軸足となる後ろ足を前に引き付けるのに合わせて、前足を一歩踏み込んでいきます。
このように必ず間合いを詰める必要があり、自分の間合いを知って一歩踏み込んで突きが届く距離を知っておく必要があります。
そうすれば、正しい突き方でしっかり相手を突くことが出来るからです。
ただ、この時に顎が上がっていると、自分の間合いでも距離が出せず、突きにいっても届かなくなってしまうことがあります。
顎が上がったまま状態で突きに行くと、上体が反ってしまうので、前へ進む力が減って、イメージよりも距離が出なくなって自分の間合いでも突きが届かなくなってしまうわけです。
このようになる原因としては、相手の攻撃を上体を反らしてかわしたり、恐怖心から上体が反ってしまっているケースなどで、その体勢のままで突こうとすることで起こることが多いです。
もし、突く寸前まで上体が反ってしたとしても、突きにいく瞬間には顎を引いて後ろに重心が残らないようにすることがポイントです。
いずれにしても、自分の間合いを知り、そこから最短距離で突くようにしていきましょう。