前屈立ちからの前進
前屈立ちからの前進の練習は、空手の動きながらの突き、蹴り、受けなどをする上で最も大切な基本練習の一つですね。
また、形や組手などで素早く動く為にも、前屈立ちからの前進練習は必要です。
そして、この前屈立ちからの前進の練習は足首や股関節の柔軟性が欠かせないないので、ストレッチなどで体をほぐすようにすることで、柔軟性が高まり、重心移動などの感覚も身につけやすくなります。
まずは、体重を足の裏にかかるようにして、力まないでスムーズに移動できるように練習するようにしましょう。
前屈立ちからの前進のやり方としては、左足を前に出し前屈立ちになり左右の手は腰に添えます。次に左足に体重移動させながら、右足を左足にすり寄せて、左足に右足を揃えるようにしてから、右斜め前に右足を運びます。
この時に前の右足に40%、後ろ足に60%になるように体重移動して、右足前で前屈立ちになります。この一連の流れは左足を動かす場合も右と同じです。
基本は動かす足を軸となる足にすり寄せてから前に足を運ぶようにします。
また、この時に気をつけなければいけないのは、上体の向きや足の運びでミスをしやすいことです。
例えば、体の軸が曲がっていたり、上体が横を向く、足を開きすぎる、足の開きが狭い、出す足の踵が上がってしまうなどは、良くやりがちなので気をつけるようにしましょう。