空手の基本の立ち方
空手初心者がまず、習うことがその場での正しい立ち方ですね。
立ち方は、空手の基本動作になり、全ての技術の基本となるものです。
そして、空手には様々なものがあり、形や組手においてそれぞれが攻撃や防御の姿勢になり、どの立ち方も重要といえます。また、同じ名前のものでも流派によって多少の違いがありますが、基本は同じと言えると思います。
空手の主な立ち方
●閉足立ち
両足を閉じて立つ。踵と足先を揃えて、膝や内ももはしっかり締めて、上体は真っ直ぐ背筋を伸ばし顎を引きます。
●平行
両脚を肩幅くらいに開き、平行に足先がなるようにします。両手は体の側面より、少し離して拳を軽く握ります。
●結び
両足を閉じてつま先を外側に開き、上体は閉足立ちと同様にします。
立礼の立ち方でもあります。
●ナイファンチ
平行立ちと同じ様に立ち、膝だけをを少し曲げます。膝に力が入りますが、上体はリラックスするようにします。
●八字
平行立ちからつま先を左右両方の足を30度それぞれ開いた立ち方。背筋を伸ばし胸をはるようにします。
●四股
左右に両足を大きく開いて腰をしっかり落とし、つま先は約60度位開き、上体を真っ直ぐに。
流派によっては、腰をあまり落とさないこともあります。
●三戦
軽く足を前後に開き、内股で立ちます。背筋は真っ直ぐに。
●基立ち
前後に両足を開き、後ろ側の足のつま先を外に軽く向けるようにします。重心は両足の中央になるように。
●前屈
攻撃技を出す際に基本となる立ち方です。前後に基立ちより広く足を開き、両足と内ももは締め、重心の割合は前に4、後ろに6になるようにします。
上体は首や肩、背中は程よく力を抜き、背筋を伸ばし胸を張り、真っ直ぐに前を向いて立ちます。
前足の膝はすねが垂直になるくらい曲げ、後ろ足は真っ直ぐに伸ばし、かかとはつけます。
●猫足
重心を後ろ足にしっかりかけ、膝を曲げます。前足はつま先立ちになり、体重はほとんどかからないようにし、後ろ足の踵と前足のつま先が一直線のなるようにして、後ろ足のつま先は外側に30度程度開くようにします。
●後屈
防御に重きをおいた立ち方です。前後に足を開き、後ろ足にやや重心をおくようにすると良いでしょう。
●半身後屈
後屈より重心を落としたもので、流派によってはこれを後屈たちというところもあります。
大きく膝を曲げ、上体は体を半分ほど正面に入れ半身を作ります。
●騎馬
軽くつま先は内側に向け、腰を落とした立ち方で、馬にまたがるような姿勢です。上体は真っ直ぐにし、重心を下に下げるようなイメージでおくと良いでしょう。
空手を始めたばかりの人は、直ぐには覚えられないかもしれませんが、日々の練習で正しい立ち方を心がけることで身についてきます。
正しく出来ないと、どんなに練習しても思うように上達が出来ないので、意識して練習するようにしましょう。
正しい基本の立ち方とは?